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危険防止への準備

 冬山の風はとにかく怖いものです。体温を奪うだけでなく、いとも簡単に登山者をなぎ倒してしまうほどの力を持っています。強い風がきたときは、バランスを崩されないために、低い姿勢を保って動かないことが一番です。風が一定の方向から吹いていれば、いわゆる耐風姿勢が有効ですが、このスタイルは後ろからあおられると意外に弱いという一面を持っています。

 強風の中を行動中の場合、倒されないよう常に風に対抗しながら歩くわけですが、突風や突然の風向の変化、あるいは地形の変化に伴う風向や風の強さの変化には十分注意しなければなりません。そしてこんな時は、突風や風向の突然の変化を予測しながら歩くことが大切です。心構えをしておくのとおかないのでは、その結果に大きな差が生じます。

 冬山で吹雪にたたられることほど嫌なことはないのですが、好天から突然風雪になることはありません。たいてい、風上側に雪雲が垂れ込めたりといった前段階があるわけですから、吹雪がくるのが1時間後にしろ3時間後にしろ、対処する時間は十分あります。

 吹雪のときは、稜線での行動は控えるべきですが、地形を完全に把握している場合や樹林帯では行動を続けることもあります。そのときも、メンバー全員が一定水準以上の力量と装備を有していることが条件です。

ホワイトアウト

 吹雪ほど雪は激しくないのに、粉雪が空中を漂い、空間と雪面の、区別もつかなくなってしまうことがあります。これがホワイトアウトです。スキー場などでも、降雪中に空間と雪面が同化して傾斜やコブが読めなくなることがありますが、それのひどいものと考えればいいと思います。

 ホワイトアウトになると、目的地に向かっているつもりが、いつの間にか途中から出発点に向かって歩いていたなんて話もあります。

 そういう場合は、へたに動かないほうが無難です。特に雪庇の発達した尾根では、雪庇を踏み抜く危険性が高まります。

 ただ、視界というのは、いつも一定ではありません。ひどいときもあれば、いく分見通しが利くこともあります。冷静に現在地を把握しましょう。

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