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知っておきたい医学知識

凍傷の予防 

 凍傷の予防は、ちょっとおかしいと感じたら、すぐにマッサージしたり指先を動かしたり、あるいは仲間の顔面をお互いにチエックし合ったりの対策がとれる人は、たぶん凍傷にはかからないはずです。

 もしも運悪く凍傷にかかってしまった場合ですが、一刻も早く体温程度の湯をつくり、患部を浸します。そして、冷めてくる湯にさし湯をして一定温度を保つよう努めますが、熱くしすぎないよう気をつけながら、根気よく温め続けます。

 知覚が戻ってきて痛みがひどいようなら、ショック症状を招かないために、時々湯から出しては、また浸します。感覚が戻ったら、清潔な布や包帯で患部を保護します。雪や布で患部を摩擦したり、軟膏や油を塗ったり、患部をコンロやたき火の炎に直接かざしたり、水泡を破ったりは、症状の好転には寄与しません。可能な限り早く下山して、外科や皮膚科で治療を受けることが第一です。


凍死を防ぐ救急処置 

 凍死は、体の熱生産と熱放散のバランスが崩れて、生命を維持できる限界以下に体温が下がってしまう状態のことです。だから夏山でも凍死は起こるし、お酒の飲み過ぎで道端に寝てしまったりしても凍死することがあります。 
 救急処置としては、加温です。すぐにテントや雪洞に収容し、携帯カイロや湯タンポで、脇の下、内股、足先などを温めます。体温が低下しているので、服をたくさん着せて単なる保温をしてもあまり効果はありません。
 もし風呂があれば、37〜38℃前後のぬるま湯に、体温が回復するまで入れるのも効果があります。ただし、風呂に入れるにしても、山小屋に収容するにしても、あまりに温度が高いとショックを起こす危険が生じるので、徐々に温度を上げていきます。意識がある時や意識が回復したら、糖分の多い.温かい飲み物、例えば砂糖湯などを飲ませるといいでしょう。


雪盲への対処 

 厳冬期の冬山で雪盲になったという話はあまり聞きません。太陽はずいぶん傾いていますし、晴れていても目を細める程度でなんとかなるものです。それでも、サングラスはあるに越したことはありません。目のためにはそのほうがいいわけですから。
 同じ冬山でも3月になると、もうサングラスなしでは歩けません。この時期は、曇っていても雪盲にやられます。一晩中涙ボロボロになりたくなかったら、サングラスは必携です。いったん雪盲になってしまったら、時間がたたないとなかなか治らないものですが、冷たい水に浸したタオルで冷やすといくぶん楽になるようです。


発熱・悪寒

 悪寒戦慄とは細菌やウィルスが血液中に入り込むことによって起こる震えを伴ったさむけのことです。悪寒戦慄は、感染症の存在を示す最初の症状として現れます。感染症による悪寒は、非常に激しく、全身の震えが止まらないというような状態にまでなります。患者は歯をガチガチならし、口唇や爪は紫色になり、皮膚は蒼白で冷たくなり、苦しみます。震えが始まるとそれがおさまるまでは毛布や加温物を使ってもさむけはおさまりません。それから悪寒戦慄の後には高い発熱が起こります。悪寒戦標の処置法は原因となる感染症の治療以外にはありません。慌てずに安静にしてやることが大切です。

 発熱は、感染症の時におこる症状ですが、外傷後にも軽度の発熱がおきますし、日射病のときにはかなり高い熱がでます。また精神的なダメージが起きたときにも症状があらわれます。ですから、
 感染症なのか?
 外傷後なのか?
 日射病なのか?
を判別して処置します。過去における私たちにおける発熱の9割が精神的なダメージによる発熱でした。その場合の処置は、イブプロフェインなどの副作用の少ない鎮痛剤を投与し、解熱処置を行った上に心理的ダメージを取り除くという処置を行っています。これによって、ほぼ 100パーセントの治療を行っています。

 さて、感染症における発熱の症状がおきた場合、体温と脈拍数を4時間ごとに計測しかつ記録します。

 発熱が一定のパターンをもち、それが診断上重要なことが時々あります。体温は病気のはじめにまず上昇してある値を維持し、病気の回復に伴い徐々に下降するのがふつうですが、1〜3日の周期で上昇・下降をくりかえすような病気もあります。

 連続的な体温の記録が必要なのは、このような発熱のパターンをとらえるためです。心拍数は体温が1度上がるごとに毎分10ずつ増えます。

ショックに対する対処

 ショックはそれ自身単一の疾患ではなく、さまざまな疾患や外傷が原因となって起こる一つの状態です。ショックの最も一般的な原因は大量出血などにより体内の循環血液量が急激に減少することです。

 治療は、ショックの症状が現れる前に開始すると非常に効果的です。激しい出血の後ではショックの出現が予想されます。

 ショックの治療法で最も効果的なのはその原因を治療することです。しかし、原因とは関係なく行う治療法もいくつかあります。治療はできるだけ早く開始しなければなりません。外傷の場合、止血と呼吸の確保が完了したなら、次にショックに対する処置を行います。

 ショックの処置としては、まず患者の足を25〜30センチ挙上して寝かせます。患者の体温の維持にも注意しなければなりません。重度のショックで、患者が十分な熱を産出できずに体温が低下する場合には、毛布や寝袋で患者を包むだけでは不十分です。患者の体を直接抱いて温めるなどして加温する必要があります。また、呼吸障害があれば、それを改善しなければなりません。酸素があれば、酸素吸入をします。

 痛み、恐怖、血をみることによる精神的な刺激、患者を動かすことなどはしばしばショックを悪化させます。これより薬の量を多くしたり、注射の頻度を多くすると重篤な中毒症を起こす恐れがあります。なぜなら、ショック時には血液循環が悪くなっていますので、薬は吸収されずに蓄積し、ショックから回復し血液循環がよくなったときに一気に大量の薬物が血中に入るからです。

 不安や恐怖が患者に与える悪影響を最小限にするために、あらゆる手段を尽くして、患者に安心感を与え、心の平静を保たさせなければなりません。すべての外傷を十分に処置し、ショックを治療し、患者の容態が安定するまでは患者を動かしてはいけないと言います。

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