青春と旅

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青春と旅

 大きく脱線しましたが、「青春」と「旅」は、かなり近い座標軸に存在していると思うのです。この場合の旅とは、旅行といった狭義の意味での旅ではなくて人生そのものを含めた広義の意味での旅の事です。
1.先が見えない
2.それゆえに悩む
3.だからこそ手探りで進んでいく
 この3つは、青春という言葉にもあてはまりますが、広い意味における旅という言葉にもあてはまります。先が見えなくて、それゆえに悩み、だからこそ手探りで進んでいく。旅には、そういう一面があることも確かです。だから旅をするということは、青春を生きることに近かったりします。

 例えば先が見えないということ。
 これは、旅でもあり、青春でもあります。

 もっと分かりやすく言うと、ある人に恋をしたとします。しかし、相手はどう思っているかわからない。つまり、恋の行方が分からない。恋の結末が見えないから悩む。悩みに悩みぬいて、手紙を書いたりデートに誘ったりして、手探りでアタックしていきます。そんな時、人は誰でも美しくなります。男も女も美しくなる。一生懸命に相手をのことを思いやるために美しくなるのです。私は、そういう例を何百とみてきました。

 しかし、先が見えないうちは美しかった男女が、先が見えたとたんに、美しくなくなる。そういう例もあります。先が見えないうちは、とても優しかった人が、結ばれたとたんに、あるいはフラレたとたんに豹変するんですね。先が見えたとたんにガラッと変わってしまうわけですが、これは、その人が変わったというよりも、その人の青春(旅)が終わってしまったと言ってもいいのかもしれません。フーテンの寅さんの場合もそうなのかもしれません。

 結婚は人生の墓場。
 就職は人生の墓場。

 よく耳にする言葉ですが、よく考えてみると結婚は人生の墓場なのではなく、青春の墓場なのかもしれません。結婚することにより先が見え、恋に悩むこともなく、日々日常に流され惰性で生きていくことができる。社会の歯車となって、思考を停止してもかまわなくなる。

 ある意味で青春(旅)を捨てるということは、悩みを捨てることでもあります。青春を墓場に捨ててしまえば、楽な人生を生きることができるんです。だから就職して結婚して子供を育てて、人生のレールに乗れば、それでいいと思う人が大勢いることは確かです。

 しかしね。本来、就職することや結婚する事と、青春(旅)を墓場に捨てる事は、何も関係ないことのはずです。就職・結婚をしても青春を失う必要は何も無いはずです。青春は失ってはいけないんです。就職したって結婚したって人生の先は、見えないはずです。だから悩むことをやめてはならないし、手探りで進んでいくこともやめてはならんのです。惰性で生きては、オテントサマに申し訳ないはずです。例え枯れる運命にあったとしても、必死になって光を捜し求めて若い芽を伸ばし続けなければならないと思うのです。例え、60歳になっても、70歳になってもです。
『風のたより』 SINCE 1992.3.1 
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